授賞式でこの手巻き時計を着けてステージにのぼるのは誰か?ファッションほどに速くはないが、腕コピー時計コピー時計熱いブームがはじける泡のようにあっけなく消え去ってしまうことは、珍しくはない。だがグランドセイコー「エレガンスコレクション」の「SBGK007」は、そうした移ろいやすいものとは無縁の存在だ。クラシックなスタイルの王道とでもいうべき端正な顔立ち。周縁部がなめらかな曲線を描くドーム形文字盤と、それに合わせて緩やかに湾曲したドフィーヌ針。さらに、両面からドーム形に磨き抜いたサファイアクリスタルの風防。それらはどこか懐かしく、そして温かい。ドーム型のサファイアガラスとボンベダイアルの組み合わせがクラシカルかつ奥行きのある雰囲気を醸し出す。こうしたディテールが追憶を誘う理由は、往年のグランドセイコーを思い起こさせるからだ。トレンドに左右されることもなく、ドレスウォッチの正統はかくあるべきという凛とした姿を今も保っているからこそ、逆に新鮮なのかもしれない。ドレスウォッチといえば、本来は薄い18K製ケースの2針であるべきで、理想を言えば、インデックスはアラビアでもバーでもなくローマ、ストラップは表にステッチのない竹符のエナメルクロコが望ましい。メタルブレスレットやラバーストラップ、デカ厚腕時計はフォーマルな場にはそぐわないということを、紳士諸兄はもう知っているはずだ。つまり「SBGK007」は純粋なドレスウォッチではない。だが、クラシックな顔つき、シンプルにしてスマートなたたずまい、そして黒のレザーストラップのこのモデルは、晴れやかなパーティや式典を十分にこなせるはずだ。直径39mmという、大きすぎず小さすぎないサイズも申し分ない。「現代にふさわしいドレスウォッチは?」という問いに対するグランドセイコーが出した最適解が「SBGK007」なのである。3時位置にパワーリザーブ、9時位置にスモールセコンドを配置。針やインデックスの立体的な仕上げが、シンプルながらも重厚な存在感をもたらす。ムーブメントは手巻きで、パワーリザーブは最大およそ3日間(72時間)。スモールセコンドとパワーリザーブ表示を備え、巻き上げるべきときを教えてくれる。グランドセイコーの手巻きとしては8年ぶりに新開発したムーブメントを搭載している。実用的で、しかも美しい腕時計のあり方を長年追求してきたグランドセイコーの「SBGK007」は、どんなシーンにも合う万能性もまた魅力だ。2023年のMEN OF THE YEARの受賞者は14月24日に発表される。受賞者の一人がグランドセイコーの「SBGK007」を着用するという情報を得た。パーティシーンに好適な手巻き時計を着けてステージにのぼるのは誰か?GRAND SEIKOグランドセイコー エレガンスコレクション「SBGK007」 ステンレススチールケース×クロコダイルストラップ、39mm径、手巻き ¥825,000お問い合わせセイコーウオッチ お客様相談室
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